えー…だいぶ間があきましたが…
5月10日、岩手最終日。
釜石に行こうかと考えていたのですが、なんとなく浄土が浜へ行き先変更。
一両車両の単線電車に揺られる事1時間20分。
そこからまたバスで20分程。
バスから見える町並みは、しばらく進むと震災の爪痕がまだまだまだ残っていました。
屋根がもの凄くひしゃげたガソリンスタンド、以前は住宅街で、今は家の土台しか残っていない港町、海岸沿いには一カ所に固められた瓦礫の山。
私の後ろに座っていたおばあちゃんたちの会話も
「国はよー…」
「市議さんがなー…」
と、ニュースで見ているだけではわからない実感を与えてくれました。
震災の街を通り抜けて、目的地の浄土が浜へ。
一年以上経っているとは思えない。
きっとこの看板は一年前からこうしてここにあるんだろうなと。時間が止まっているかの様な錯覚を覚えました。
何の下調べもしていない上、地図さえ持っていなかったのですが、なんとなく山道を進むこと20分。
見事な曇り空の浄土が浜へ到着。
誰もいないので独り占め。
晴れていればこんな感じだったみたいです。
浜辺の横の山の壁面には、大きな菩薩様(なのかな?)の石像と、1960年に起ったチリ地震の津波被害を追悼する記念碑が。
そして浜辺には恐竜の親子が。
なんでじゃ?と調べてみたら、浄土が浜の白い岩肌は
約5200万年前の古第三紀(地質時代上、白亜紀の次に位置する)に形成された火山岩からなる白い岩塊と同色の小石によって、外海と隔てられた波穏やかで清明な入り江が形成される。
とのこと。
なるほどねー恐竜さんの時代から成り立っている代物なのねー………
私の矮小な想像力じゃ、まったく思い描く事が出来ません。
草食恐竜がもの凄く群れて海辺に来ている絵を想像してみたけど、海の水は飲めないだろうし、水浴びにきたのかな。
それとも魚を食べにきたのかな?
来た道を戻り、バスの時間までまだ余裕があったので浄土が浜マリンハウスへ。
浄土が浜の四季折々の植物の写真が展示してあったり、岩手に関する本が置いてあったりと、ちょっとした休憩所になっていて、そこに職員の方々の手書きによる日誌も置いてあります。
気になるのはやはり震災時。
が、そんな時に日誌をかいている訳が無い。
ごっそり一ヶ月分はありませんでした。
そりゃそうだよね…
このマリンハウス自体崖の上にある感じなので、そもそもここら辺りは立ち入り禁止だったかもしれないし。
うーん…
盛岡へ戻り、ちょっと市内をぶらぶら。
城址公園の中には入らなかったですが、外をぐるりと巡りました。
この時には日が射していて、新緑いっぱいのケヤキの木がとっても気持ち良さそうでした。
ケヤキ好きだなぁ。
しだれ桜の下に入ってみると、スズメさんがまさに羽ばたく瞬間でした。
もちゃっとしてて可愛い…
今回は乗れませんでしたが、次回は是非これに挑戦。
ただ、「銀河鉄道」と銘打っているものの、向かう先は青森方面で銀河鉄道と縁があるとは思えない方向なんだよなー…
だったらまだ宮沢賢治の故郷のある「花巻」や物語のモデルになった「めがね橋」がある釜石線の方がそれっぽいと思ってしまうのは素人考えなのかしら?
持って来た本を読み終えてしまって、ふらりと本屋に立ち寄ったが最後。
続編が3冊も出ていた挙げ句ワンピースの最新刊も出ていて都合4冊。
どうせバスの中では読めないのに買っちまいました…。
23時に盛岡を出て、朝7時新宿へ到着。
一時帰宅し、14時からシス・カンパニーの「宮沢賢治がつたえたこと」を見に世田谷パブリックシアターへ。
りの、ゆみ、さきと待ち合わせ。
38人のキャストが日替わりで宮沢賢治の詩や物語を朗読するというもの。
私たちが選んだキャスティングは
小林聡美、長塚圭史、段田安則!!
ゆみとさきは体調不良を圧して見に来てました。来るよね。そりゃ来るよね。
舞台両脇に、等間隔に街頭が置かれていて、中央には大きくてクラシカルなダイニングテーブルと三脚の椅子。
シンプルな舞台後方には大きなグロッケンが。
ツラには本が重なっておいてあったのですが、それが照明によって逆行になると汽車の形になっていました。
この一緒にいったメンバーでは私しか気づかず。得した気分。
グロッケンの落ち着いた素敵な音色と、最高の役者さんによる朗読。
夢のような世界でした。
「注文の多い料理店」の時、犬の鳴きまねをする小林聡美が可愛かったです。
長塚圭史の声も好きだ〜
段田さんはさすがのベテランさん。間の取り方、声の使い分け方が絶妙。
宮沢賢治にまみれた素敵な一週間を過ごす事が出来ました
5月10日、岩手最終日。
釜石に行こうかと考えていたのですが、なんとなく浄土が浜へ行き先変更。
一両車両の単線電車に揺られる事1時間20分。
そこからまたバスで20分程。
バスから見える町並みは、しばらく進むと震災の爪痕がまだまだまだ残っていました。
屋根がもの凄くひしゃげたガソリンスタンド、以前は住宅街で、今は家の土台しか残っていない港町、海岸沿いには一カ所に固められた瓦礫の山。
私の後ろに座っていたおばあちゃんたちの会話も
「国はよー…」
「市議さんがなー…」
と、ニュースで見ているだけではわからない実感を与えてくれました。
震災の街を通り抜けて、目的地の浄土が浜へ。
一年以上経っているとは思えない。
きっとこの看板は一年前からこうしてここにあるんだろうなと。時間が止まっているかの様な錯覚を覚えました。
何の下調べもしていない上、地図さえ持っていなかったのですが、なんとなく山道を進むこと20分。
見事な曇り空の浄土が浜へ到着。
誰もいないので独り占め。
晴れていればこんな感じだったみたいです。
浜辺の横の山の壁面には、大きな菩薩様(なのかな?)の石像と、1960年に起ったチリ地震の津波被害を追悼する記念碑が。
そして浜辺には恐竜の親子が。
なんでじゃ?と調べてみたら、浄土が浜の白い岩肌は
約5200万年前の古第三紀(地質時代上、白亜紀の次に位置する)に形成された火山岩からなる白い岩塊と同色の小石によって、外海と隔てられた波穏やかで清明な入り江が形成される。
とのこと。
なるほどねー恐竜さんの時代から成り立っている代物なのねー………
私の矮小な想像力じゃ、まったく思い描く事が出来ません。
草食恐竜がもの凄く群れて海辺に来ている絵を想像してみたけど、海の水は飲めないだろうし、水浴びにきたのかな。
それとも魚を食べにきたのかな?
来た道を戻り、バスの時間までまだ余裕があったので浄土が浜マリンハウスへ。
浄土が浜の四季折々の植物の写真が展示してあったり、岩手に関する本が置いてあったりと、ちょっとした休憩所になっていて、そこに職員の方々の手書きによる日誌も置いてあります。
気になるのはやはり震災時。
が、そんな時に日誌をかいている訳が無い。
ごっそり一ヶ月分はありませんでした。
そりゃそうだよね…
このマリンハウス自体崖の上にある感じなので、そもそもここら辺りは立ち入り禁止だったかもしれないし。
うーん…
盛岡へ戻り、ちょっと市内をぶらぶら。
城址公園の中には入らなかったですが、外をぐるりと巡りました。
この時には日が射していて、新緑いっぱいのケヤキの木がとっても気持ち良さそうでした。
ケヤキ好きだなぁ。
しだれ桜の下に入ってみると、スズメさんがまさに羽ばたく瞬間でした。
もちゃっとしてて可愛い…
今回は乗れませんでしたが、次回は是非これに挑戦。
ただ、「銀河鉄道」と銘打っているものの、向かう先は青森方面で銀河鉄道と縁があるとは思えない方向なんだよなー…
だったらまだ宮沢賢治の故郷のある「花巻」や物語のモデルになった「めがね橋」がある釜石線の方がそれっぽいと思ってしまうのは素人考えなのかしら?
持って来た本を読み終えてしまって、ふらりと本屋に立ち寄ったが最後。
続編が3冊も出ていた挙げ句ワンピースの最新刊も出ていて都合4冊。
どうせバスの中では読めないのに買っちまいました…。
23時に盛岡を出て、朝7時新宿へ到着。
一時帰宅し、14時からシス・カンパニーの「宮沢賢治がつたえたこと」を見に世田谷パブリックシアターへ。
りの、ゆみ、さきと待ち合わせ。
38人のキャストが日替わりで宮沢賢治の詩や物語を朗読するというもの。
私たちが選んだキャスティングは
小林聡美、長塚圭史、段田安則!!
ゆみとさきは体調不良を圧して見に来てました。来るよね。そりゃ来るよね。
舞台両脇に、等間隔に街頭が置かれていて、中央には大きくてクラシカルなダイニングテーブルと三脚の椅子。
シンプルな舞台後方には大きなグロッケンが。
ツラには本が重なっておいてあったのですが、それが照明によって逆行になると汽車の形になっていました。
この一緒にいったメンバーでは私しか気づかず。得した気分。
グロッケンの落ち着いた素敵な音色と、最高の役者さんによる朗読。
夢のような世界でした。
「注文の多い料理店」の時、犬の鳴きまねをする小林聡美が可愛かったです。
長塚圭史の声も好きだ〜
段田さんはさすがのベテランさん。間の取り方、声の使い分け方が絶妙。
宮沢賢治にまみれた素敵な一週間を過ごす事が出来ました
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